公開日 2019年08月06日
市制施行50周年記念 令和元年度登別市総合防災訓練を実施しました
「あらゆる世代が参加・体験し学ぶ防災」
登別市と登別市防災会議は令和元年7月20日(土)、鷲別地区と鷲別小学校を会場として登別市総合防災訓練を
実施しました。
訓練は7月20日午後8時30分に震度5強の地震が発生、8時35分の大津波警報発表により避難指示(緊急)
が発令されたとの想定で開始しました。
第1部は8時30分に防災行政無線で流れた緊急地震速報を合図に開始。8時35分には大津波警報のサイレンが
吹鳴され、鷲別地区にお住まいの方を対象とした津波避難訓練を実施しました。地域にお住まいの障がいを持つ方の
避難を、同じ地域に住んでいる方が専門家の指導を受けながら支援をして避難を行いました。
同時に鷲別小学校体育館を避難所として避難所開設訓練を、グランド内のテントでは災害対策本部訓練を並行して
行いました。
また、津波到達までに高台まで避難することのできない人が緊急的に避難を行う「津波避難ビル」の指定を受け
ている鷲別小学校の屋上への避難訓練も行いました。
第2部は登別市連合町内会との地域防災発電機管理委託手交式、10時00分の開会式から始まり、鷲別小学校
グラウンドを会場に防災関係機関による災害対応、応急復旧のための実働訓練、消防による救出救護訓練を実施し
ました。
第3部は11時00分より開始、参加体験・展示学習として会場内のブースを自由に見学し、実際に触れたり体験する
ことで防災への知識を学んでいただきました。
また、会場内では室蘭工業大学の董 冕雄(トウ メンユウ)教授による次世代緊急通信システムの実証実験・デモンス
トレーションが実施され多くの皆さまに次世代の災害時通信を見学していただきました。
「自助」「共助」「公助」を再確認
参加された方から、
「自分の命は自分で守らなければいけないと感じました。」
「今日は防災のことを学べたり体験することができ、日常から備えることの大切さ、日ごろからの地
域のつながりの重要性を感じました。」との感想をいただきました。
自分の命は自分で守る「自助」、周りの人と助け合う「共助」、公的な機関の担う役割「公助」を再
確認することのできる訓練となりました。
「助けられる人」よりも「助ける人になろう」
今回の総合防災訓練はおよそ1,500名の訓練参加者・来場者が鷲別小学校に集まり、災害時の協力体制の確認と、
災害への備えを体験をしました。参加者は地域のリーダーとして日ごろから活躍されている自治会役員などのほかに、登
別市と災害時の協定を締結している関係機関の皆さま、また、鷲別保育所、鷲別小学校、鷲別中学校、登別青嶺高等学校
と行った「未来の防災の担い手」が大勢参加しました。
これからも行政と市民と防災関係機関が一丸となって、防災・減災の取り組みを進めていきます。