公開日 2024年03月14日
災害時にペットと飼い主が離れ離れになる事例やペットがいるとの理由から避難を行わなかったという事例が発生しています。一方で、災害時の避難所でのペットの受け入れについては、動物アレルギーやにおい、鳴き声など解決しなければならない課題が多くあることから、本市における「災害時のペット同行避難のルール」を策定しました。
ペットとの同行避難や備えについて知っていただき、災害時に混乱が起こらないよう、適切に行動できるよう準備しましょう。
災害時のペット同行避難のルール(R5.12)[PDF:1.21MB]
日ごろからの備え
避難先の検討
避難先について、避難所への避難に限らず、安全な場所にある親戚や友人の家、ペットホテル、自家用車での車中避難などについて検討し、あらかじめ決めておきましょう。
しつけと健康管理
むやみに吠えない、決められた場所で排泄ができる、キャリーバックやケージに慣れさせておくなどのしつけも含めて、飼い主がペットの行動を管理できるようにしておきましょう。
また、必要な予防接種をしておくことや不必要な繁殖を防ぐための不妊・去勢手術を検討しておきましょう。
マイクロチップなどの装着
突然の災害で、ペットとはぐれてしまうかもしれません。
ペットに迷子札やマイクロチップなどを装着することで、飼い主の元へ帰れる可能性が高まります。
また、犬の場合は、狂犬病予防法により装着が義務づけられている鑑札や注射済票は、必ず付けるようにしてください。
ペット用持ち出し品の備蓄
ペットに必要な物は、基本的に飼い主が用意することになりますので、日ごろからすぐに持ち出せるよう、必要な物資の備蓄をしておきましょう。
(持ち出し品の一例)
- ケージ、キャリーバッグ
- 首輪、リード(伸びないもの)
- ペットフード、水(最低5日分)
- 療法食、薬
- 食器
- タオル
- トイレ用品
- 手入れ用品
- 鑑札や個体情報(名札) など
災害時の同行避難について
災害時の避難行動
- 飼い主の安全確保(ペットを守るには飼い主が無事でいることが大切です)
- ペットの安全確保(ペットを落ち着かせてケガを防止しましょう)
- 避難の用意(持ち出し品を用意し、電気のブレーカーとガス栓を切ります)
- 同行避難(リードをつけるかケージやキャリーバッグ等に入れ、落ち着いて避難しましょう)
同行避難が可能な避難所等
避難所
- 鉄南ふれあいセンター・・・幌別町
- 市民会館・・・富士町
- 鷲別コミュニティセンター・・・鷲別町
- 観光交流センター(ヌプル)・・・登別東町
津波災害時の避難場所
- 高台避難場所(屋外)
- 津波避難ビル(アーニス屋上及びイオン登別駐車場のみ)
避難所での受け入れについて
避難所で受け入れ可能なペットの種類
- 犬
- 猫
- ハムスターやリスなどの小型の動物
- 鳥類(小型のものに限る)
- 小型の爬虫類及び両生類
※飼育に個別に電力を必要とするものは対応できません。
避難所で受け入れる条件
- ケージやキャリーバッグの中で飼育できること。
- ケージなどに入らない場合は、フェンスや柱などにリードを係留して飼育できること。
- 飼い主が、ペット用のフード、水、トイレ用品などの生活用品を用意していること。
- (犬の場合)狂犬病予防注射を接種していること。
避難所での基本的なルールの遵守
- 避難所担当者の指示に従うこと。
- ペットは飼い主が責任をもって世話をすること。
- ペットに必要な物は飼い主が用意すること。
- ペットは指定された場所で飼育し、それ以外の場所には入れないこと。
- ペットは放し飼いにしないこと。
- 建物を汚さないよう気を付けること。
- エサの時間を決め、終わったら片付けること。
- 犬の散歩で発生したフンは必ず片付けること。
- 早朝、夜間はペットとのふれあいを控えること。
- 定期的にペットのスペースの清掃を行うこと。
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