公開日 2023年11月10日
消防指令業務とは
119番は助けを求める方と消防をつなぐ「窓口」の役割をもっています。正確に、迅速に「ことば」を通じて相手の心に寄り添いながら出場する消防隊や救急隊へ必要な情報をつなぐことが消防指令業務の大きな役割です。また消防車や救急車などの運用管理なども行っています。
災害はいつ、どこで発生するのかわかりません。消防は119番通報に備えて24時間365日消防指令業務を行っています。
西胆振圏で行う消防通信指令業務の共同運用について
近年の自然災害は気候変動の影響を受け大規模化・激甚化する傾向にあります。また、高齢化社会を迎えて救急出動は年々増加傾向にあり消防を取り巻く環境は年々変化しています。
消防は災害や社会の変化に対応し時代に合った体制を維持し、住民の生命、身体及び財産を守る責務を果たしていかなければなりません。少子化により人口減少が進む中で効率的かつ持続可能な消防体制を作り、大規模な災害に対しても広域で連携して迅速に対応ができるよう、ひとつの消防ではなく近隣の消防機関が協力して地域消防力の強化を目指す必要があります。
導入や更新に費用がかかる消防通信指令システム、消防救急デジタル無線の維持管理・運用を共同で実施することによる人員の適正配置とコスト削減効果が見込まれる消防通信指令業務の共同運用について、日常より生活圏が密接している西胆振圏の3市3町で構成される消防本部(室蘭市消防本部、登別市消防本部、西胆振行政事務組合消防本部)にて検討を行い、令和4年12月20日に3消防本部の管理者(室蘭市長・登別市長・伊達市長)による「消防通信指令共同運用に関する確認書」の調印式が行われました。
内容につきましては「消防通信指令共同運用基本計画書」をご覧ください。
今後の予定について
現在は令和7年度内の運用開始に向けて3消防本部で諸課題の解決に向けての調整や地域連携の取り組みの検討を進めています。
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