公開日 2023年03月31日
市の方針を決定しました
市では、令和12年度以降のごみ処理施設の在り方について検討の結果、クリンクルセンターを令和21(2039)年度まで40年間稼働(再延命化)させることを決定しました。
<市の方針> 登別市・白老町 令和12年度以降のごみ処理施設の在り方について[PDF:1.65MB]
これまでの検討について
クリンクルセンターは、市と白老町との1市1町の広域処理により、平成12(2000)年4月に運転を開始し、計画的に延命化対策を行いながら、令和12(2030)年3月までの30年間稼働することとしています。
市は、その30年を過ぎる令和12(2030)年4月以降のごみ処理施設の在り方について、「さらなる延命化(再延命化)」か「新たな施設を建設(新設)」かの検討を進めてきました。
また、ごみ処理施設の再延命化または新設のどちらを選択する場合でも、ごみの減量化が必要であることから、共通の検討事項として燃やせるごみの多くを占める「生ごみ」「紙ごみ」「プラスチックごみ」の新たな分別の可能性についても検討を行いました。
方針策定の経過
市では、ごみの分別等について、町内会や各種団体と意見交換を行うとともに、共同処理のパートナーである白老町とも協議を進めてきました。令和4年12月13日(火)には、専門的な知識を持つ方や市民などで構成される「登別市環境保全審議会」に市の案を諮問するとともに、並行して令和5年1月18日(水)から20日(金)には、市内3か所で住民説明会を開催し、市民の皆さんから広く意見を伺いました。
住民説明会では、再延命化と新設の比較検討の結果について説明を行い、参加者からは一定の理解が得られたものと考えています。
また、登別市環境保全審議会では、委員それぞれの立場から質問や意見が出されるなどの議論が行われた結果、「提示された案について適当である」との答申を受けました。
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再延命化が妥当との結論に
これらを踏まえ、市は最終的な検討を行い、令和12年度以降のごみ処理施設の在り方については、原案のとおり、クリンクルセンターを令和21(2039)年度まで稼働させる再延命化が妥当であるとの結論に至りました。
また、ごみの分別についても、「生ごみ」の分別は見送ること、「紙ごみ」は、町内会等で取り組んでいる資源回収の強化や公共施設等での拠点回収の実施を検討すること、「プラスチックごみ」については、時期は未定だが、将来的に分別収集を導入することなど、原案のとおり決定しました。
ごみの減量化
クリンクルセンターを令和21(2039)年度まで稼働することを決定しましたが、更なる将来を見据えた場合、ごみの減量化については、市民の意識を高め、取り組んでいく必要があります。
市では、令和5年度に、生ごみの減量化につながる「家庭向け電動生ごみ処理機や生ごみ堆肥化容器(コンポスト)の購入に対する支援」や紙ごみの減量化につながる「無料で紙ごみを持ち込める回収拠点のクリンクルセンターへの設置」を行う予定です。
ごみは、市民一人ひとりのちょっとした取組で、減量化することができます。将来の登別に向けて、皆さん、一緒に取り組んでいきましょう。
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