HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)について

公開日 2024年10月10日

HPVワクチンについて

目次

子宮頸がんについて

HPVワクチンについて

これまでの経緯

標準的な接種スケジュール

接種に必要なもの

実施医療機関

定期接種

キャッチアップ接種

登別市民が実施医療機関以外で予防接種を受ける場合

【子宮頸がんについて】

日本では、毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんにり患し、若い世代で発症する割合が比較的高いがんです。                                                           ほとんどの子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が原因とされています。HPVは、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するといわれているウイルスです。                                  

【HPVワクチンについて】

子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐ目的で接種されます。HPVにはいくつかの種類があり、2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)である16型・18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がん原因の50~70%を防ぎます。9価ワクチン(シルガード9)は、16型と18型に加え、他の5種類の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%のウイルス感染を防ぎます。

ワクチンの種類 効果
2価ワクチン(サーバリックス) 16型・18型の2つの型に対して感染予防効果
4価ワクチン(ガーダシル) 6型・11型・16型・18型    ※6型・11型は尖圭コンジローマの主な原因となる
9価ワクチン(シルガード9) 6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型に対して感染予防効果

※9価ワクチン(シルガード9)の最新情報はこちら【厚生労働省ウェブページ9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について 】

【これまでの経緯】

HPVワクチンは、平成25年4月から予防接種法に基づく定期接種となりましたが、接種後にワクチンとの因果関係が否定できない持続的な痛みなどの報告がありました。
これを受け、同年6月に国から積極的な接種勧奨を差し控えるよう通知があり、登別市においても接種対象者への積極的な接種勧奨を差し控えていました。
その後、国において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。これによりHPVワクチンの積極的勧奨を再開することが決定し、令和4年4月から接種対象者に対する個別通知を再開することになりました。

【標準的な接種スケジュール】

HPV接種スケジュール

(出典:厚生労働省ホームページ ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~)

【接種に必要なもの】

母子健康手帳、保険証

【HPVワクチン接種実施医療機関】

※予約が必要な場合があります。

医療機関名  住所   電話番号   ワクチン   備考  
2価 4価 9価
いしはら小児科 登別市若山町3丁目12-34  81-5631   
開田医院 登別市中央町5丁目4-3  85-2746    
恵愛病院 登別市鷲別町2丁目31-1  82-2200  
三愛病院 登別市中登別町24-12  83-1111     キャッチアップ接種のみ
JCHO登別病院 登別市登別東町3丁目10-22  80-1115     キャッチアップ接種のみ
いくた内科クリニック 室蘭市港北町3丁目27-2  55-1900      
くがはら内科クリニック 室蘭市入江町1‐15  22-1010  
市立室蘭総合病院 室蘭市山手町3丁目8-1  25-3111    
製鉄記念室蘭病院 室蘭市知利別町1丁目45  44-4650  
日鋼記念病院 室蘭市新富町1丁目5-13  24-1331

 

 
野尻内科消化器科クリニック 室蘭市宮の森町4丁目12-18  41-1551      
はざま小児科クリニック 室蘭市宮の森町4丁目12-18  41-0088    
福永医院 室蘭市輪西町1丁目27-11 44-2320      
本輪西ファミリークリニック 室蘭市港北町1丁目6-3 55-1212      

※取り扱いのワクチンが変更になる場合があります。

【定期接種】

接種対象者

登別市に住民票がある、小学6年生~高校1年生相当の女性
(12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子)                                                                  ※標準的な接種期間は13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間

※キャッチアップ接種についてはこちらを確認ください。

接種費用

無料

HPVワクチン接種対象者及び保護者の皆さまへ

HPVワクチンの有効性及び安全性等について十分ご理解いただいた上で、接種について判断していただきますようお願いします。
なお、ワクチンの有効性及び安全性については、厚生労働省作成のリーフレットをご覧ください。

リーフレット

〇概要版 小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ[PDF:5.27MB]
〇詳細版 小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ[PDF:7.48MB]

 

【キャッチアップ接種】

HPVワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、改めて公費による接種の機会を提供します。

接種対象者

登別市に住民票がある、平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方
※キャッチアップ接種は令和7年3月31日で終了します。

10月以降の接種スケジュール

HPVワクチンの接種について、通常は標準的な接種スケジュールでの接種を推奨していますが、9月までに1回目の接種を完了できなかった方については、以下のような方法をとることもできます。

  接種方法 1回目接種期限
2価ワクチン(サーバリックス)

1か月以上の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて3回目の接種を行う。

10月末
4価ワクチン(ガーダシル) 1か月以上の間隔をおいて2回接種を行った後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を行う。 11月末
9価ワクチン(シルガード9) 1か月以上の間隔をおいて2回接種を行った後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を行う。

11月末

※医療機関によって接種可能日が異なります。接種をご希望の方はお早めに接種実施医療機関にご相談ください。
※体調などを考慮し、無理のない接種をお願いします。

キャッチアップ接種実施期間

令和4年4月1日~令和7年3月31日

接種費用

無料
※期間内に3回の接種が完了しない場合は、令和7年3月31日までに実施した接種分が無料となります。

リーフレット、厚生労働省ウェブサイト等

HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会をご提供します[PDF:3.37MB]

《厚生労働省ウェブページ》
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~》

問い合わせ

保健福祉部 健康推進グループ
TEL:0143-85-0100
FAX:0143-85-0111

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