第3回住みよさ部会会議録(要約)

公開日 2013年03月15日

  • 開催日時  平成17年11月11日 午後6時00分~午後9時10分
  • 開催場所  市役所 第2委員会室
  • 出席者  委員6名 庁内部会委員2名 事務局1名
  • 欠席者  委員3名
  • 議題
    1. 「第4章 調和の中でふるさとを演出するまち」の施策体系について

〈会議録〉

○議題1 「第4章 調和の中でふるさとを演出するまち」の施策体系について

(副部会長)

・事務局から今までの流れを説明し、その後、意見交換をおこなうこととする。

(事務局)

・前回の第2回の住みよさ部会では、各委員より第4章の施策体系全般にわたって意見をいただいた。

・今回は、住みよさ部会が担当する第4章の施策体系について節毎に再度説明する。

・この中で何かご質問ご意見があれば節毎に意見を伺いたい。

・「第1節 快適な都市空間の創出」ついて説明する。(以下省略)

・第1節について、意見また疑問な点があれば伺いたい。

(A委員)

・登別市の今後10年間をどうあるべきかをそれぞれの部会で議論してまとめあげるのだと思うが、この間の市長との懇談会でも議題に出たが、合併の問題がある。

・私たち住みよさ部会も含めて全部会が合併問題を切り離して考えられないのではないかと思うが。

(事務局)

・登別市の今後10年間でどうあるべきかを考えていくわけであるが、合併については現在その方向性を決まっていませんので、合併問題とは切り離し て、今後10年間に進めるまちづくりに対して、何が必要であるのかを客観的に捉えて論議を行い、基本計画を策定することとしていきたい。

(B委員)

・基本計画の作成にあたって、登別市は今後10年間でいつ合併するか分からないけども、合併問題とは切り離して、今後10年間の計画を作成していくという考えなのか。

(事務局)

・合併問題とは切り離して計画を策定していくこととになる。

(A委員)

・途中で3年後先に合併という話しになれば、それはその時ということか。

(副部会長)

・一番問題なのは人口減少である。

・人口減少の速度がドンと来るのか、ジワジワ来るのか、ある程度考えなければならない。

(庁内副部会長)

・国全体の部分で減って行くのはハッキリしている。

・登別市や北海道だけが減るだけではない。

・方策として、この場所に雇用の場、或いは住み良い住宅があるかと言う部分も全部トータルに考えていかなければならない。

(C委員)

・地場産業がハッキリしたものが無いから若い者みんな出ていくと思う。

(A委員)

・企業の立地という施策はあるのか。

(事務局)

・第3章の7ページ8ページに記載してある。

・ここで言うと活力に満ちた魅力ある産業を作ることで、一つは観光対策、もう一つは機関産業を中心とした複合産業基盤の形成である。

・この中では観光を基軸とした関連企業、もう一つはそれに伴う多様な分野における交流連携産業の創出、これに新たな産業創出をしたいという考えである。

・それに合わせて附随する新たな雇用に向けた検討をしている。

・第1節の関係では、いろいろな意見が出たが、これでよいか。

・次に「第2節 快適な生活空間づくり」について説明する。(以下省略)

・第2節について、意見また疑問な点があれば伺いたい。

【各委員より意見なし】

(事務局)

・第2節については、これでよいか。

【各委員賛成】

(副部会長)

・第2節でのケアハウスは、伊達あたりには結構ある。

・ここ2~3年で住宅建設ラッシュである。

・登別では、アンデルセンだけなのか。

(事務局)

・今、幌別の常盤町に計画があり、進めている。

(庁内部会長)

・グループホーム的なものは結構出来ている。

(副部会長)

・こう言ったものも必要である。

(事務局)

・これをもっと促進すべきと考えている。

(A委員)

・私の美園町にも作るのか。

(事務局)

・自動車学校の近くに作る。

(B委員)

・高齢者や障害者が安心して居住できる公営住宅は必要である。

・不思議と思うことがあるが、体育館や図書館は、もうつくりが古いと思う。

(庁内副部会長)

・みなさんが言われるのは十分に分かっているが、全部旧タイプの部分でつくり、元気な人が歩けるという部分しか考えていない。

(B委員)

・障害者スポーツ大会を登別で行い、車椅子バスケットを体育館で行った。

・車椅子用のトイレに改装して頂いたが、終わったら元に戻っており、また、体育館の入り口の段差も撤去され、板一つ張っていない。

・あれだけの障害者が集まって、全道車椅子バスケットを開催し、役所の人たちも障害者に対する意識を持ってくれたのではないのか。

・私が言いたいのは、お金をかけて全部を直したりするということではなく、役所の人に思いやりの意識があればいいと思う。

・私の町内会の集まりでは高齢者が多いが、高齢者イコール障害者になったりすることがある。

・私たちは、まちへ出て行きたいし、卓球もしてみたいけれども体育館に行った時には入り口にスロープがないのでドアすら開けられない。

・障害者スポーツ大会の時のスロープをそのまま残しておいてくれたならいいのに、全部取り払っていることが理解できない。

・私も住んでみてわかるが、登別は障害者に冷たいって苫小牧に引っ越した人もいた。

・子供の頃は、まだまだみんなと一緒にいろいろなことをしたいと思っていた。

・今はバリアフリーも普及し、これから出来る交通設備は本当に感謝するくらいバリアフリーの対応して頂いている。

・お金をかけるということではなくて、誰か一人でも意識をもって、あのまま残しておいてほしかった。

・すばらしい物をつくってほしいとは言ってない、板の一枚でいいから置いてほしい。

・図書館に行ったが、2階、3階は上がれないので、館長も男4人で持ち上げてあげるといってくれたが、とても怖かったので遠慮した。

・図書館には、和式が2つありましたが、1カ所だけでも和式から洋式の便器に取り替えてほしい。

・車椅子の多目的トイレにして欲しいとはいわない。

(A委員)

・町内会の20周年記念で祝賀会、記念誌の発行、記念品の贈呈を行おうとアンケートを取ったが、結構予算がかかることから祝賀会を取りやめた。

・一部の人間しか出席しないのであれば祝賀会にならない、記念誌を作成してもあまり読んでもらえない、記念品も簡単なものでいいということでタオル 一本にし、残したお金で会館の出入り口にスロープ台を付け、今まで男女共用のトイレを男女別改修し、女子の方は車椅子が入れるように改修した。

(B委員)

・私は例えば体育館でも図書館でも全部立て替えた場合は、立派なトイレができるだろうが、今生きている私たちにとっては、何も多くのお金をかけなくても、斜めの板を置くだけでいいと思うが、そうした意識を行政の人たちに無いのだろうか。

・行政の人は、障害者は最初からこういう所に来ないと思っているのか。

・私は、5歳から障害者のなり50年間障害者と生きてきました。

・昔は、今みたいに高速道路も無い時代で、また洋式トイレが珍しい時代であり、出かけたときには、トイレが一番問題でした。

・今は、洋式トイレが増え、デパートへ行ってもどこへ行っても洋式トイレがある時代になった。

・車椅子用の立派なトイレを作って下さる事は感謝するが、高齢者だってトイレにしゃがめないので、今ある中の1カ所でも洋式トイレの便座を置いてほしい。

・卓球をしようと体育館へ行っても、外から叫んで頼まなければ、あの階段は上がれない。

・スロープがあれば、とりあえずドアを開けて事務所の人にお願いして入っていける。

・そう言う意識が無くイベントが終わったら全部取っ払ってしまう事について役所の人たちの意識は何かお金をかけなくては障害者の人たちの為に物が作れないと思っているのか。

・私たちはそこまで望んでいない。

・図書館では一つだけでも便座を変えるだけで出来る。

・莫大な何百万もかけなくても和式を洋式トイレにかえるだけで座れるトイレになる。

・私たちが子供の頃は家に引っ込んで、出られるところに出ればいいといって親も子もそう言う意識を持っていましたけど、今は障害を持っている若い人、青年たち、未来を持った子供たちもいっぱいいる。

・そう言う子たちに、まちに出てもらう為には、金かけなくてもちょっとの意識を持ってもらえればできると思う。

・せっかくつくった設備を元に戻す意識は、私たちが行政の人に「バリアフリーだ。そう言う建物を建てろ」って叫んでいないからか、意識がないのか。

(事務局)

・その関係はB委員の言われていることを「都市施設のバリアフリー化の促進」として3ページに書いていますけれど、ただ今の意見の中で我々も考えなければならないと思う。

(B委員)

・古い建物を建て替えないで、どうしたら変えられるかということを考えて欲しい。

(事務局)

・当然考えなければならないと思う。

(A委員)

・スロープやトイレ作っても、全部で27、28万位だと思う。

(B委員)

・役所が考えているような金額はかからないと思う。

(庁内副部会長)

・多分あの大会の時は、ほとんどレンタルだったと考えられる。

・少しでも手を掛けてやったら外すことは無いと思う。

(B委員)

・だけどスロープだけでも置いて欲しい。

・体育館で市のイベントで産業博みたいのがあり見学に行った時には持ち上げて中に入ったが、帰る時にコンパネで坂を作ってくれたのだが、ああ言う板持っていると思うが、あのコンパネは何処に行ったのか。

(事務局)

・産業フェスタの時にコンパネを引いて対応したのかもしれないが、役所がやる場合には簡易的なもので対応することはなかなかしにくい部分がある。

(B委員)

・私たちは、いろいろな所に行きたいと思っているので、だから立派なものを作ろうとしないで簡単なものでいいので考えてください。

(事務局)

・ただ、材質的にコンパネは一時的なものである。

(B委員)

・だけど、あの長いコンクリートの階段の1カ所でもコンクリートを流してスロープにしてくれたらいいと思うが、何か知事の許可がいるのか。

・友達は体育館に来てやろうって言ってくれる人がいるが、運んでもらって行くのだったら行けないと思う。

(事務局)

・役所の職員の意識の中には、簡易的なものの場合に仮に事故があった場合などといういろいろな事を想定するので、1ヶ月、2ヶ月で壊れるような板で、どうぞと言う訳にもいかないと考える。

・B委員の意見については、私たちも意識してグレードの高いものでなくても、いかにして日常利用出来るような態勢にする事が先決と考える。

(B委員)

・箱物を建て替えるのは不可能な時代なのだから、私たちはそのようなこと期待していないので、建て替えをしなくても少し改善してくれればそれでいい。

(事務局)

・その意見は貴重な意見として、役所はどういう形のもので即対応出来るか、それらのものを申し送りしたい。

(B委員)

・障害者で一番問題なのはトイレである。

(庁内副部会長)

・自分のところでは親の所にスロープ作るには足場みたく歩み板たてて、手すりも見栄えを関係無く作っている。

(事務局)

・自分の身内ならそう言う格好で対応してもらう事は出来ると思う。

(B委員)

・私は5歳から障害者でしたし、若い時代もこうして生きて来ました。

・家には82歳の母がいるが、こんな年になっても出かける時はトイレに行って来なさいと言われるくらい、生きる為にはトイレが大事である。

・私たち子どもの時代や青春時代は、そんなことを訴えませんでしたし、そんな子は引っ込んでいなさいっていう時代であった。

・今は、新しいプールには車椅子用の更衣室やトイレの素晴らしい手摺りと感謝をしている。

・今でも教育委員会で障害者を養護に入れるか、特学に入れるかとか、問題になっている。

・私も、特学も何も無い時代に学校行きました。

・車椅子が無い時代でしたからリアカーに乗って行き、親に抱えられてトイレに連れて行かれ、トイレも和式でしたので、子どもの頃は厚生施設簡易便器を持っていき、恥ずかしい思いをした。

・古い施設を全部建替えてバリアフリーなんて不可能な事ですよ。

・途中障害になって、高齢でちょっと和式じゃ座りにくいよなって言っている人には分からないし、子ども時代からこうやって育ってきた、頑張って生きてきたものしか分からないと思う。

・洋式トイレだけでもあると変るのだが、なんか安全だとか臆病さが。

・役所の作ったものは立派なもので、怪我させたら役所は何やっているだと言われることで臆病になっているのだということは、私もわかる。

・ちょっとのお金とちょっとのアイディアで今の古い公共施設がもうちょっと良くなるのではないか。

・30、40、50代の障害者がいっぱい居るが、トイレがないので外に出られないことを考えてほしい。

・役所は、身を守る事だけ考えないで、「体育館の入り口をスロープにして欲しい」、「図書館のトイレを洋式にして欲しい」など決して立派なものはいらないから、手摺りが無くても何とか行けるので、もうちょっと知恵を出して欲しい。

(事務局)

・今日、こういう生の意見を聞き、我々が行政の立場で見た時に、我々がバリアフリーといい、常に役所としては素晴らしい事をイメージして、今もプー ルだとか亀田公園の中に、つばさの会等の力を借りて、障害者用のトイレを作りましたが、役所としては完璧と言うが、完成度の高いものをポイントに置き、簡 易的なそう言う事の意識がどうも少な過ぎたりしていると思う。

(B委員)

・私もつばさの会のメンバーであり、亀田公園のトイレ整備には感謝しているが、古いものをどうするか課題と思う。

(事務局)

・意見をまとめていえば、立派なものを2カ所作るのでなくて、快適なものを今ある施設を使えるようにしてほしいと、その方が利用者としてはいいと言うことですか。

(B委員)

・そのとおり。

・高齢者だって和式トイレは辛くないのか。

(事務局)

・意見は分かりました。

・どなたが利用しても安全に使える施設にこだわり過ぎて簡単なものでも利用できればいいという感覚が残念ながら無かった。

・全ての障害者全員が利用出来るような施設でなければ、障害者の為に作った施設といえないのではないかという問題が行政にある。

(B委員)

・亀田公園のトイレもこれじゃ困るって言うお婆さんもいるし、障害に応じて全員がいいって言うことは絶対に無いのだから最低限でいい。

(事務局)

・障害者全員がそう言う事を言って頂けるのであればいいが、いろいろな障害をもつ人がいて、障害をもつ人の意見によっては、私これじゃ駄目だって言う人もいる。

・どの範囲で施設が完成したかというと、100%完成したとはいえない。

(B委員)

・そんなこと期待してない、障害者はいろいろな考えを持っている人が沢山いるのは分かっている。

・古い建物を建替えるのが無理であれば、手摺りと洋式トイレがあればトイレにいける。

(事務局)

・この貴重な意見を住みよさ部会以外の部会にも、全てに話しをする。

(A委員)

・前に約束したのは、もう一度開催し終わりにすると言っていたが、もう一度開催する必要があるか。

(事務局)

・この案を示させて頂いているが、各委員が承認ということであれば。

(B委員)

・いいのではないか。

(A委員)

・いいのであれば、これで承認を取ってはどうか。

(事務局)

・みなさんにご承認頂けるのであれば、多少の文言や体系の一部の修正が出ることもあるが。

(庁内部会長)

・施策の主旨は変えませんけど。

(A委員)

・横文字の部分が馴染まない。

・カタカナが多すぎて分からない。

(事務局)

・第4章についても出来るだけ日本語に直す。

(A委員)

・必要最小限でお願いする。

(副部会長)

・横文字で書いた方が簡単だ。

(A委員)

・バリアフリーを日本語で直訳すると障壁除去。

・段差を無くすのをバリアフリーではなく、邪魔者を取り除く。

(B委員)

・そう言う所から話しをした方が良い。

・バリアフリーとは、何でもかんでも平らにするということではない。

(副部会長)

・みなさんの協力によりまして、住みよさ部会も、今日を以て終了する。

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