第2回基本計画クラスター部会会議録(要約)

公開日 2013年03月15日

  • 開催日時  平成17年10月20日(木) 午後6時30分~午後8時15分
  • 場所  市役所 第1委員会室
  • 出席者  委員5名、庁内部会委員4名、事務局1名
  • 欠席者  委員4名
  • 議題
    1. 今後の部会の進め方について
    2. 「第3章 大地に根ざしたたくましい産業が躍動するまち」の施策体系について
    3. 次回開催日について

〈会議録〉

○議題1 今後の部会の進め方について

(部会長)

市職員にも一人の市民として参加して発言してもらうこととしたい。

・多くの人が議論に参加することで、意見などに深みや活力が現れると思うので、そのように進行したい。

・先日の担いあうまちづくり部会では、議論は入口からなかなか先に進めなかったように感じた。

(事務局)

・先のまちづくり部会で決まった共通事項を連絡する。

・部会員は6つの部会に所属しているが、他の分野について意見を述べたい、議論の内容を聞きたいと言う意見があった。

・検討の結果、部会員は自由に他の部会に参加して意見を述べられることとした。

・部会運営はワークショップ形式で行うことから、多くの部会員が議論することで、さらに計画の熟度も高まると判断した。

・また、市職員については、職員の立場で議題を説明する場面も生ずるが、基本的にはワークショップの一員として、皆さんと一緒に議論を進めることとなった。

○議題2 「第3章 大地に根ざしたたくましい産業が躍動するまち」の施策体系について

(部会長)

・今日、初めて資料を見る中で議論をすることになるので、施策体系については、分かりやすく説明願いたい。

(庁内部会長)

資料1(第2期基本計画体系図)(202KBytes)に基づき、第3章「大地に根ざしたたくましい産業が躍動するまち」の体系の考え方を説明する。(以下省略)

(事務局)

・体系について追加説明する。

・現在の体系は、議論を進めるうえでの参考程度のものであり、熟度は低い。

・例えば、3章の目標の項目Iは「『観光対策』」となっているが、次のIIは「基幹産業を中心とした複合的産業基盤の形成」となっている。

・この表現の違いは熟度の違いを表している。

・IIの方は目標を表すような文章となっており若干熟度は高いが、Iの方は目標表現すべき分野を示しているだけで熟度は低い。

・これらの点を理解していただきながら、「施策の基本的な方向」や「主要な施策」について、議論を進めていただきたい。

(部会長)

・今日が初めての議論となるので、各自の思いや意見を自由に発言することで進める。

・また、委員の意見もあり、細部を点検しながら議論するのではなく、第3章全体を通して進める。

(A委員)

・地元の水産物が買えるような朝市等があるといい。地産地消につながるのではないか。

(B委員)

・農業の部分で体系に例示されていることは、ほとんど取り組んでいる。トレーササビリティーも、乳牛が何を食べているかすべて分かるようになっている。

・都市との交流の分野が遅れているかもしれないが、来る人は遊客で、受入者は生業者(生活者)というところの兼ね合いが難しい。しかし、将来は有効で重要なものになる。

(庁内委員A)

・観光客の連泊につなげるため、温泉だけの観光から全市的な観光に取り組むべきだ。

(庁内委員B)

・農業については、食の安全、安心は進んでいるが、水産業については、いま取り組み始めた状況だ。

(C委員)

・市民として、この部会の内容は議論するのに難しい分野だと感じている。登別の産業実態と、どの分野を発展させるのかが見えない。

・若山の商業地周辺では、車の利便性ばかりではなく、歩きながら買い物ができるようなことも考えてはどうか。

・企業誘致という部分も良く分からない。

・観光は、温泉だけではなくもっと広げるべきではないか。

・市民が使いやすい登別温泉にしてと言う声も聞いている。

・市外からも市内からも利用できる観光としてはどうか。

・また、施策には目標を立てるべきであり、温泉街をきれいにするなどは、どうか。

・高齢化が進んでいることから、今後は住宅が空いていくのではないか。古い家は狭い家が多く、若い世代が魅力を感じて居住することは難しいと思う。

・これらを再整備、再活用する方法を考えることも産業になるのではないか。その場合は、地域をどう形成するのかという目標がいると思う。

(庁内委員C)

・観光が基幹産業であることを認識して、クラスター計画を策定した。

・今後は、民間にどのように情報発信していくかが課題である。

(庁内部会長)

・市内には、観光の資源となるものが多くある。

・農業体験、海洋レジャー、森林浴や山を登ることも観光の商品になるのではないか。

(部会長)

・熊野古道などがクローズアップされているが、アイヌの皆さんが昔歩いていた道などがあるのではないか。

・CMを上手にやることはできないか。

(庁内部会長)

・CMが上手くいった最近の例は、足湯だと思う。

・以前から湯の川の活用を考えていたが、TVや口コミなどを通して全国にまで広がった。

(D委員)

・産業構造は10年前の計画策定時からは変わると思う。

・市内の産業について、市民が良く知らないのではないか。

・PRすべきで、その中から起業のアイデアも浮かぶのではないか。

・また、温泉が風情を感じられなくなった要因には、職住分離にあると思う。

・経営を追求した結果パートが多くなったなど、要因は色々ある。

(C委員)

・山を登ることを観光の商品にしてはどうかという話があったが、商品にはならないのではないか。市で募集して、実施して、評判を高めるべきではないか。そのような手法で新しい観光の商品などを生み出してはどうか。

(庁内部会長)

・観光の総合案内所(コンシェルジュ)を白老と一緒に作り、商品化できるものを考えていこうとしている。

(C委員)

・商品にするには、地元の人が良いと考えるプランは、きっと素敵なものが多いと思う。

(D委員)

商品については情報発信の仕方だと思う。漬物コンクールの作品を商品にできないかと考えている。地元の産品が少なく上に、観光客も商品裏に書いてある産地を良く見ている。ホテルへは地元の牛乳を紹介する話はあるらしいが、小売店にはきていないようだ。

(部会長)

・地元で取れるサラ貝の活用はどうだろうか。

(C委員)

・今後のアジアからの観光客の対応も入れるべきでは、温泉街を歩いている時など、一市民としてなかなかあいさつができないが、あいさつしたい思いもある。アジアの人への地元人のホスピタリティ向上を考えてはどうか。

(部会長)

・国際観光という視点を体系の中に明確に示して、良いのではないか。

(D委員)

・今後10年はアジアの観光客の動向は慎重に考えるべきという、意見もある。

(C委員)

・西胆振が合併すれば、ゴルフ場も多くあり、多様なスポットも多くなるのではないか。

(庁内委員A)

・札幌を含めた西胆振は人気のスポットである。台湾から7万人、香港と韓国からは各々2万5千人、中国からは2千人が温泉に来ている。

(D委員)

・台湾には年に何回も旅行している。北海道を気にいったリピーターも多い。

(部会長)

・少子・高齢化を含め、就労対策を考えたい。

・女性が安心して子どもを生めない環境のこともあるのではないか、産業の視点から見た環境整備が必要だと思う。

(C委員)

・少子・高齢化を見据えた場合、減っていくと言う受身の姿勢ではなく、能動的に対応を考えていくべきだと思う。

(部会長)

・退職後に起業することは資本金の面などで結構リスクが大きい。

・リスキーに起業するより、趣味で商売する人が生まれても良いのではないか。

・利潤ばかり追求するのではなく、観光地にはそんなユニークな人が必要ではないか。

(D委員)

・現実的にはどうかと思うものもあるが、やって行く意気込みが必要だと思う。

(C委員)

・どこかで繁盛したものを行うという、二番煎じはだめではないか。

(D委員)

・温泉の屋台村は外国人への対応の面もあった。

(C委員)

・登別の屋台は、長続きさせるため、登別らしいメニューでやるべきだ。

○議題3 次回の開催日について

11月9日(水)午後1時30分 市役所第3委員会室

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