第3回やさしさ部会会議録(要約)

公開日 2013年03月15日

  • 開催日時  平成17年11月10日(木) 午後6時30分~午後8時30分
  • 開催場所  市役所 第1委員会室
  • 出席者  委員7名 庁内部会委員2名 事務局1名
  • 欠席者  委員2名
  • 議題
    1. 「第1章 やさしさと共生するまち」の施策体系について
    2. 次回開催日について

〈会議録〉

○議題1 「第1章 やさしさと共生するまち」の施策体系について

(部会長)

・政策課題・目標を踏まえ、施策の基本方向や主要施策に対して、委員それぞれの立場で意見を出してもらい、第1章の施策体系を作り上げていきたい。

・自己紹介をしながら、それぞれの立場で意見を出してほしい。

(A委員)

・町内会からの立場として、協働の定義を市民に理解してもらい、協力をしてもらえることによって、まちづくりに取り組んでいけるので、協働の定義を理解してもらう環境づくりが必要である。

(B委員)

・一般の立場として、町内会が一つになって進めていくためには、一人一人が知り合いになって親しく話し合いをしていける仲間になることが大切である。

(C委員)

・社会福祉協議会の立場として、障害者のハンディに対する思いやり、優しさが大切である。

(D委員)

・障害者団体の会員も高齢となり、高齢者と障害者の二重の苦しみを持ってきている。

・障害者を理解してもらう活動が必要である。

・障害者と地域住民が支えあう交流が必要であり、障害者もいろいろな事業に参加をしていくようにしていきたい。

・ボランティアを育成する体制やボランティア活動ができる拠点を整備してほしい。

(E委員)

・精神・知的・身体の3障害者は、健常者と同じように付き合いたい。

・地域の中に入って健常者と同じく働きたいので、働ける場所を確保してほしい。

・健常者と同じ待遇を受けられるようにしてほしい。

・7つの障害団体が参加して絵画展を開催しており、団体が協力をしていくことが大切である。

(F委員)

・連町としていろいろな事業を行っても町内会長が参加してくれない状況であるので、町内会長はボランティア精神を持って参加してほしい。

(G委員)

・男女共同参画参画に関わって活動しているので、第3節の男女共同参画社会に関わって意見を述べて生きたい。また、子育て全般についても関わって意見を述べていきたい。

(部会長)

・第1節より一つ一つ詰めていきたい。

・1「地域での子育て支援」の主要施策に対して不足している施策があるか意見を出してほしい。

・2子育て経験者による支援体制づくりについては、高齢者との交流・ふれあいについても欠くことのできない、高齢者の生きがいづくりに繋がるという意見もあったがどうだろうか。

(G委員)

・年をとりすぎた高齢者は、子育てに関わるのは無理であり、関われるのは子育ての終わった40代、50代である。

・小さな子供を責任持って預かることは無理である。

・子育ての終わった30代~40代、または一緒の子育てをしている年代の母親が確保するのであればわかるが、高齢者は現実的に難しいと考える。

・行政がサポートしていくことに賛同する人をどう組み込んでいくかということにしかならないと思う。

(部会長)

・高齢者の今までの体験や経験に若い人に触れ合うことによって、何か若い人の子育てに活かされるのではないかという意見があった。

(C委員)

・高齢者では難しいので、若い母親が10人ぐらいグループになりお互いにお世話をし、順番に関わっていく事例もある。

(B委員)

・同じ年代の子供を持つ親が仲間になることが必要であり、子育てサロンでは、ボランティアが子供を見て、母親に対して父親の子どもへの接し方の教育をしている。

・朝ごはんを食べさせないとか、あいさつのできない母親もいることから、子供より先に母親の教育が必要だ。

(庁内副部会長)

・そうした方を集めて、町内会、民生委員が中心となって子育てを支援、教えていこうとしているが、まだ土壌ができていないことから、社会福祉協議会が主体となって呼びかけ、最終的には地域の方が地域の子供を母親や父親も含めて家庭に対する支援を進めていこうとしている。

・地域での子育ての取組みの一つである。

(庁内部会長)

・子育て支援の考え方として、子育ての対象範囲として0歳児から小学校4年生までとして施策をつくっている。

・その中で重要なのは、幼児を持っている母親の子育て支援である。

(部会長)

・障害児の抱える親に対する親の支援をどうみていくか。

・障害児ということで差別されることない子育ての集まりの受け入れ体制へのバックアップが必要である。

(E委員)

・障害児ということで、場所を貸してくれないことがあった。

(庁内部会長)

・施策体系(案)を作った時点では、障害児も健常児もバリアがないという考え方により、同じ立場で子育て支援を受けられるというイメージで作成したつもりだが、現実の話を聞かされるとそれを抜き出しする必要があるのかなと思うが、皆さんに議論してもらいたい。

(部会長)

・つもりでつくっても、現実があることから活字として基本計画に明文化してほしい。

(庁内部会長)

・どこに、どういう表現で埋め込むかを後で皆さんに議論してほしい。

(G委員)

・子育ては、まだまだ母親が育てるべきだという考え方がある。

・子育て支援がどのくらい実現できるのか、施策を羅列しているが、どのような担保があるのか。

・一貫した子育てを基本において、今できるものは何なのかイメージをつけていかなければならない。

・どのような具体的なものが、出てくるのかイメージが固めにくい。

(庁内副部会長)

・子育てに限らず障害者、高齢者を地域で自立した暮らしを営めるように支えていけるのかという課題がある。

・子育ては親が第一の責任を持っているが、親ができないところをどのように補完して支えていくかという体制をいろいろな角度から検討していかなければならない。

・子育ての相談窓口はどこか、子育てに困ったときにどこで対応してくれるのかなどを情報としてもらえるシステムにしようなど、子育てに対して必要な支援は何かという視点で考えるといろいろな考えが出てくると思う。

(部会長)

・親ができるもの、できないものと分けていったときに、親としては安心して遊べる場所がほしい。

・老人憩いの家はずいぶんあるが、児童館は意外と少ないなど、条件的なものを作り上げていくと少子化対策がうまくいくと考える。

(G委員)

・子育て環境の整備と子育てがかみ合わさっていかないとうまくいかない。

・桜木の家が放課後児童クラブとなるが、とてもいいと思う、空き教室の利用もいいが、いろいろな情報を持ちお金をかけずに作り上げていくことを考えていかなければならない。

・今までは子育ては家庭が前提であるが、これからは社会が育てるという意識をもたなければ子育ては不可能で、少子化が益々進むと思う。

・こうした認識を共有することにより、少子化対策を進めることにつながる。

(庁内部会長)

・今も子供を育てるということは親の第一的責任があると思う。

・昔は、大家族の中において母親一人で育てることができたが、今は、大家族社会ではなく、母親、父親で子育てをしなければならない環境にあり、こうした環境では子育てに限界があることから、そのことに対して社会がどうサポートしていくべきかを施策に埋め込んでいきたい。

(D委員)

・どういう体制で支援していけるのか。

(部会長)

・今後10年間の施策をつくっていくときに、今抱えている人がいなくなったときに、サブタイトル的なものがなければ、その考えが継続にやっていけるのか。

(G委員)

・それは、個人的問題ではなく社会的な流れであるので問題はない。

(庁内部会長)

・皆さんが作り上げた計画によってまちづくりを進めていくものであるので、計画が出来上がった時点で担保されると考える。

(G委員)

・絵に描いたもちにしないかどうかは、具体的な内容を盛り込んでいくことと、それを実践していく責任の問題である

(庁内部会長)

・第2期基本計画では、10年間の施策の数値目標を掲げて施策の進捗を検証していくこととしている。

(部会長)

・検証をなくして目標の進捗を計ることはできない。

(庁内副部会長)

・男女共同参画といいながらも、まだまだ子育ては女性が主体となっており、男性を子育てに引っ張り出すかということが行政の課題と認識しているがどう考えるか。

(庁内部会長)

・個人的な考えとして、父親も子育てをしたいと考えているが、男と女の役割が現実にはあり母親が家庭の中で子育ての主要な部分を占めるのは子供にとっていいのではないか。

・子育てに占める母親の役割は重要と考える。

(E委員)

・子供は、父親より母親の影響を受け、何かあったときには、母親へといく。

(庁内部会長)

・父親が子育てをどこまで一緒にやっていけるか。

・母親と一緒に子育てするのは当たり前の話だが、当たり前のことをしない人がいるから問題となっているのではないか。

(G委員)

・男女共同参画の中野の子育ての健全な役割の前提では男と女が全て同じとは言っていない。

・男は仕事、女は家庭という二分割の考えが正しいのかという問題提起である。

・女性が働くという社会になってきており、どちらも働く権利があり、どちらも子育てをする権利があるとういう条件があって、それを選択するのは自分たちが決めるという考え方である。

・男性が、圧倒的に残業に当てられている社会では、子育てに参加するのは無理であり、それが今問われている。

・今、若い人は自分たちでお互いの役割を話し合って、子育ての役割分担をしている。

・子育ては母親という考え方をもって、今後10年間の施策をたてられるのは疑問である。

(庁内部会長)

・子育ては、子供の立場に立って、どのような形をとることが子供にとって一番幸せなのかということ考えなければならない。

・子育てを終わった後に、仕事に復職できるという環境ができるといいと思う。

(部会長)

・若い人は、共稼ぎをしていても話し合って父親や母親の役割を踏まえ、しっかりと子育てをしていっている。

・二人で補えない部分をおじいちゃんやおばちゃんのお手伝いをしてもらっている

(C委員)

・若い女性になぜ結婚をしないのかを聞くと結婚すると不利になるという。

・結婚しても仕事を持ちたいが、結婚をすると家事や子育てがあり男女共同参画といっても、まだ男性は仕事に重きをおくので、女性は不利であるといっている。

・仕事が安定している人でないと結婚できないので結婚をしない、結婚相手を選ぶのに大変だといっているので益々少子化が進むと思う。

(A委員)

・雇用環境と教育費の問題が大きいと思う。

(部会長)

・子育てには、それぞれの役割があり、環境の整備が必要である。

(G委員)

・育児休暇については、公務員が率先して取得するように盛り込んでほしい。

(庁内部会長)

・官公庁関係における率先的理解と入れてはどうか。

(庁内副部会長)

・この問題は、第3章―III-1生涯を通じて働ける環境づくりの中の(2)女性の就業支援に含まれると思う。

(G委員)

・女性の育児休暇は当然であり、男性の取得が問題である。

・ここでは、「男性の育児休暇の取得」と記載してあるのでよいのではないか。

(部会長)

・今まで、議論されたことが施策に全て盛り込まれている。

(G委員)

・児童館は、決して恵まれた環境になってはいないと思うので、今後の少子化に対応する子育ての環境の整備は大切なことである

(庁内部会長)

・小学校に上がった子供たちの遊び場がない母親の不安があるという実態があり、放課後児童クラブをつくっている。

・老人と子供たちが共同で使うというつくりを広めていきたい。

(G委員)

・これを他の地域でもできるといいと思う。

・子供だけでなく、大人も入り込むことによって、異年代交流ができ、望ましい教育環境ができると思う。

(庁内部会長)

・放課後児童クラブは、6時で終わるので、時間を延長してほしいという話もある。

・多くの母親が望むのであれば検討していかなければならない。

(G委員)

・弱い人が行きやすいところは、年寄りも大人の行きやすいところであり、そういう施策をとることによって、人口が増える可能性を持ち、定住化対策にもなるのではないか。

(部会長)

・児童の虐待対策について意見がありますか。

(庁内部会長)

・児童虐待の対策のネットワークをつくり保健所、児童相談所への連絡体制ができている。

(G委員)

・通報義務についてのピーアールはどうなっているのか

・児童虐待は近隣で見たり聞いたりした場合には、通報することが国民に義務として果たされたが、それらの市民への周知とか啓蒙はどうなっているのか。

(庁内部会長)

・国が示す前に作成しているため、この中では、まだうたわれていない。

・市民周知については、広報とか団体を使って行っていく。

(G委員)

・関係機関の連携強化についても問題・課題を整理していかなければならない

(庁内副部会長)

・このことは、子育ての支援対策として昨年作成された次世代育成支援行動計画に既に掲載され、現実的には、その前から対応してきている。

・母親に育児が偏り、母親が手を余すと手をかける人いないという問題が生じてくるので、父親も子育てに参加をしなければ、育児放棄に繋がってしまう。

・こうした問題を解決するために、地域の仕組みとしてもてないかと考える。

(庁内部会長)

・子育てに思い悩んでいる人もいるので、地域ぐるみで助けていかなければならない。

(庁内副部会長)

・孤立しないように家庭でサポートするようにしていかなければならない。

(部会長)

・子育ての関係はこれでよいか。

(G委員)

・いいのではないか。

(部会長)

・第2節に入ります。

・町内活動をすることが健康づくりという人がいる。

(庁内部会長)

・健康づくりは、自分の責任でやらなければならない。

・そのお手伝いを行政や地域でどうできるのかという視点で考えなければならない。

(庁内副部会長)

・普段の生活の中で、健康と一番関わりのあるものは何か。

(部会長)

・暴飲、暴食をしない、食生活が一番である。

(C委員)

・心も大事である。

(庁内部会長)

・食という意味での健康づくりの視点で、食育という言葉が使われ、食育は健康づくりに繋がっていく。

(庁内副部会長)

・保育所、学校で食育という考え方が取り入れられてきている。

(D委員)

・身障協会も健康に取り組んでおり、健康教室などで体と心と食を重点に活動している。

(庁内部会長)

・施策体系の14ページの第6章第2節1-3たくましく生きるための健康や体力づくりの主要施策(2)食育の推進が盛り込まれている。

(庁内副部会長)

・体と心と食の中で、一番長く続けられるものは何か。

(G委員)

・食べることが基本であるから食ではないか。

(D委員)

・健康づくりということで、協会でお願いして年一回行っている。

・血圧、体脂肪の健康診査なども行っている。

(G委員)

・これからは、予防に力を入れて行っていかなければならないので生活習慣病の予防が大事になる。

(D委員)

・我々も健康教室を行っているが、生活習慣病の予防である。

(庁内部会長)

・自分で自分の健康を守るという趣旨でしてもらい、それを地域行政でどう補完するかという視点の施策である。

(B委員)

・健康診断の情報は、市の広報に載っているので、年一回は自分で活用していかなければならない。

(D委員)

・障害者は殆ど自分で車を運転できないので、なかなか健康診断を受けにいけない。

(庁内部会長)

・そういう方の地域社会への参加ということで、移動手段を考えていかなければならない。自立支援法の中では、どこまでの範囲の移動支援になるのか見えてこない。

(G委員)

・市民の支援組織はないのか。

(庁内部会長)

・支援組織はなく、個人のボランティアに頼っている。

(庁内副部会長)

・個人ボランティアだけでなく、NPO法人のいぶりたすけあいで会員を募って行っている

○議題2 次回開催日について

     11月16日(水) 午後6時30分

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