第2回基本計画やさしさ部会会議録(要約)

公開日 2013年03月15日

  • 開催日時  平成17年10月21日(金) 午後6時30分~午後8時30分
  • 開催場所  市役所、第1委員会室
  • 出席者    委員7名 庁内部会委員2名 事務局1名
  • 欠席者    委員2名
  • 議題
    1. 今後の部会の進め方について
    2. 「第1章 やさしさと共生するまち」の施策体系について
    3. 次回開催日について

〈会議録〉

○議題1 今後の部会の進め方について

(部会長)

・10月18日のまちづくり部会で、「協働の定義」について各部会共通認識を持つべきであるとの意見があったので、事務局が「協働の定義」をペー パー化してくれたが、協働は市民と行政が一体となって課題を考えて解決していくことが根幹であると考えますので、今後、この協働の定義により共通認識を持 ち部会を進めていきたい。

・部会運営は、ともすると事務局に押し付けていくという傾向が見られるが、市の職員は、一方的な説明役ではないので、説明に対して職員を追及するの ではなく、今後10年間の施策を一緒に論議をし、「人が輝き まちがときめく ふれあい交流都市 のぼりべつ」の基本構想の実現をめざしていきたい。

・この部会は「やさしさ部会」であるが、他の部会についても参加し、論議をすることができることとしたので、参加を希望する委員については、あらかじめ事務局に連絡してほしい。

・資料1の施策体系については、あくまでもたたき台であり、その内容の熟度は30~40%であると説明があったが、委員の皆さんの目線で今後論議をし、その熟度を高めていくこととしたい。

・本日の会議は、2時間を予定しており、8時30分には終わりたい。

○議題2 「第1章 やさしさと共生するまち」の施策体系について

(部会長)

資料1(202KBytes)の施策体系について説明願いたい。

(庁内部会長)

資料1(第2期基本計画体系図)(202KBytes)に基づき、第1章「やさしさと共生するするまち」の施策体系の考え方を説明する。(以下省略)

(部会長)

資料1(第2期基本計画体系図)(202KBytes)は、庁内の部会で論議されたたたき台であり決定事項ではないので、今後、やさしさ部会としてどのような施策が不足しているのかについて論議していきたい。

・第2期基本計画では、第1期基本計画にはなかった目標を設定しており、どのような方向で施策を取り組んでいくべきかを協働の精神で論議していきたい。

(庁内部会長)

・役人の目線は視野が狭いので、このようなつくりとなったが、これはたたき台であるので皆さんの実体験から意見により積み上げていくことにより、いい計画ができるものと考える。

(部会長)

・いろいろな経験のある人たちの集まりであるので、日頃の体験からの意見を出してほしい。

・障害者の社会参加については、ノーマライゼーションの理念に沿ったまちづくりが重要な課題であるので、障害者の社会参加を計画に盛り込んでほしい。

(庁内副部会長)

・子育て、高齢者、障害者について、これまでは大規模な施設で暮らすとういう生き方もあったが、身近で住み慣れたところで生涯を通じて暮らすことができないかということが、最近の流れとなっている。

・子育て支援についても、地域で子育てをしている家庭を助けることができるのだろうか。高齢者についても自立した生活を支えていくことができるのだろうか。

・障害者についても施設から在宅へと地域でどのように支えていくことができるかが問われてきている。

・皆さんの意見をお聞きしたい。

(A委員)

・若草小学校でおせっかいとか世話やきだとか月2回ほど、子どもたちの一斉下校のモデル校としている。腕章つけて歩くだけで地域に変質者がでているなどの理解してもらえるだけでいいと思う。

・回を重ねて行うと子どもたちから声がかかるようになってきた。

・地域に子どもの安全を守ってくれる人がいるということが子育ての支援になるのではないか。

(庁内部会長)

子どもたちを外敵から守るという考えが地域に広がれば本当の意味での子育ての支援につながる。

・こうしたおじさん、おばさんをたくさんつくり、子どもたちと話をすることによって、世代間交流にもつながる。

(部会長)

一声かけるというのは、いいことであり、お互いに声を掛け合うということは基本である。

(庁内部会長)

・子供たちは、最初嫌がるが2、3回声をかけると、子供たちも変わってくる。

(B委員)

・アンデルセンの丘の人が散歩をしており、中学生の下校時に声をかけてくれるとか歩いてくれるだけで変質者対策にもなる

(部会長)

・事故が起きてからではなく、起きる前に対策は行うべきである。

・音更町では、歩いていると子供たちから「こんにちは」とあいさつの声をかけてくる。登別もこういう地域社会づくりができないかなと思う。

・幌別小学校の稲刈りは、学校が地域に呼びかけ地域間交流を図っており、地域とのふれあいがもてることは、子育てには絶対よいことだと思う。

・環境をつくることも大切だが、大人のモラル、地域のモラルが大切、金をかけないで地域住民のパワーでもっていけたらいいなあと思う。

(C委員)

・地域と子供たちとのふれあいの行事をいくつかおこなっているが、子供たちの集まりが少ない。

・中学生は、体験事業もやっても勉強が忙しいといって参加してこない。幌別小学校の5・6年生に呼びかけたら母親と一緒に参加してくれた。

・幌別中学校区の町内会の方の自家用車に反射ステッカーを貼って、変質者対策の実施を検討している。

・補導員の車のランプみたいなものをつけられないだろうか。

(D委員)

・車に乗らないかと誘われる事件があったが、声をかけることで防げた。地域で声を掛け合って子どもたちを守ることが必要だ。

(E委員)

・緑陽中学校区の3地区育成会では、一声あいさつ運動の実施と一戸当たり10円の予算でステッカーを作成し車に貼り付け廻っている。

・地域で支えるということは、町内会としてどのように支えていけばよいのか。

・町内会の役員のなり手がいない中で、どのように組織をつくって取り組むのかが難しい状況にある。防犯組織も70歳以上の高齢者ばかりである。

(F委員)

・子どもたちは、あまりいないが 盆踊りの太鼓や廃品回収のときのお手伝いをさせているが、御神輿を担ぐ子どももいないのが現状である。

(庁内副部会長)

・私たちが子どもの時と違い、外で遊ぶ子どもがいない。地域で子どもがどこにいるのかわからない。せわやき隊だと子どもたちが地域のどこにいるか把 握できるし、声をかけることによって子どもの安全を守りながら、子どもとのコミュニケーションが図られ、そのつながりが若い親との地域とのつながりとな り、町内活動への参加につながってくる。

(A委員)

・顔を覚えてくると、子どもたちの方から声をかけてくるようになる。

(庁内副部会長)

・顔を覚えてもらうだけでなく声をかけるということが大事で安心感へとつながってくる。

(部会長)

・若草町内会の活動は、活気的であり見習わなければならないが、他の町内会では役員のなり手がいない。

・行政と市民の協働の精神でやっていくというが、市職員が町内会の役員への参加していないという意見もあったが、結構役員をやっている職員が多い。 しかし、それが見えないので批判となっているが、市職員を核として町内会活動をしていくと健全なまちづくりにつながっていくと思う。

(庁内副部会長)

・仕事が忙しくなってきているとか、家庭を持っていると家族と場を保つため出かけるなどの理由があるのだけれども、コミュニケーションが取れていなかったということがあったと思う。

・今、二つの大きなテーマ「安全で暮らしやすい地域」、「コミュニケーションの不足」が出たと思うが、そのほかに重要なキーポイントはないか。

(部会長)

・高齢者の介護、特に新聞を見ると自立支援法により苦しみ悩んでいる弱者が出てきており追い討ちをかけるように障害者へも関わってくる。

・この計画も、生まれてよかった、住んでよかったという基本的な気持ちになれる計画ができることを望む。

・金がなくても何かをつくりあげなければならないし、なにかを落としてでも、これはやっていこうとういう一つ一つの積み重ねが市民の幸せにつながると思う。

(庁内部会長)

・今度制定される障害者自立支援法の関係で、応益負担で一律一割負担が出てくる。

・低所得者への思いやりも含んでいると思うが、金銭的な問題は市町村では解決できない。市民がこれをどうやって補足できるのかを考えていかなければならない。

・障害者に自立をしてもらうなど、できる範囲で仕事を探すなどいろいろな切り口で考えていかなければならない。

(部会長)

・応益は多少わかるが、応能負担では重度の障害者がどれだけ負担できるのか。障害者の自立というが障害の程度によると思う。

・寝たきりの障害者が自立することが可能なのか。言葉上で自立といっても不可能である。これをどう対応するかが、全国的に悩んでいる。

・応益は理解できても、応能は理解できない。

・3障害とういう問題が理解されていない。特に精神障害者の問題が理解されていない。

・身体障害、知的障害は理解されても精神障害者の問題が理解されていない。

・国はどうあろうとも、登別市としてこの問題をどう見出していくか、市民と行政でどうつくりあげていくかを検討していかなければならない。

(庁内部会長)

・登別市として、法にとらわれることなく、どう対応していくかということの議論をしていかなければならない。何か違う切り口でこの問題を切り裂いていけないか。

(部会長)

「福祉教育の充実」とあるが、障害者教育の問題であるが、福祉と学校教育がうまくリンクできているのか。言葉不足ではないか。

(庁内副部会長)

・資料12ページの「特別支援教育体制づくり」とリンクしている。

・障害児への教育の支援体制づくりと子どものときから福祉について勉強してもらい、お互いを理解し尊重する社会づくりに役立てるというものである。

(部会長)

・支援教育の部分も含めて、ここをもっと厚くすべきと考える。

(F委員)

・障害者の利用しやすい公営住宅の整備とはなにか。

(庁内部会長)

・公営住宅のバイリアフリー化である。

(B委員)

・50代独居高齢者が公営住宅に申し込んでも当たらない。60歳以上が優先となるのか。

(庁内部会長)

・抽選で入居となり、空きのない状態である。

(部会長)

・障害年金だけでは暮らせない生活困窮者、障害年金6万円だけでは暮らしていけない。

・低所得者の人が入れる住宅がない。

(庁内副部会長)

・高齢者や障害者が地域で障害を通じて暮らしていくためには、どのようなものが必要とされているか。

(部会長)

・民生委員に相談しても対応しきれない問題があるので、生活困窮者の人が相談できる体制、悩みを聞いてあげる体制の充実が必要である。

(庁内副部会長)

・地域での相談体制として、町内会長、民生委員のほかにあるか。

(部会長)

・町内会には協力員がいるが、「地域で向こう三軒両どなり」の声を掛け合う環境が必要。

(庁内副部会長)

住んでいる地域では、「隣保」というが、隣近所が高齢者や若い人がお互いに声を掛け合う環境となっている。

・地域で隣近所が声を掛け合うとともに支える体制ができると地域で安心して暮らすことができる。

(部会長)

・高齢者が地域で相談しやすい体制を地域におく必要がある。

○議題3 次回開催日について

   11月10日(木)午後6時30分

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