提言書の提出について(平成16年7月27日)

公開日 2013年03月13日

登別市長 上野晃様

登別市まちづくり基本条例検討委員会
委員長 小笠原 春一

「登別市まちづくり基本条例」における提言書の提出について

初夏の候、貴職におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、昨年6月27日第1回検討委員会が開催されてから、早1年が経過致しました。

当委員会は、条例原案の要素となるべき「市民とは」「情報公開」「市民・行政・議会の役割」を重要な3つのテーマとして掲げ、4つのワーキンググループを編成し、議論を重ねながら、意見集約を図り、最終的には条例の素案を作成することとし、このたび、提言書として提出することとなりました。

これまで、19回の検討委員会と42回のワーキングを開催してきましたが、その間、検討委員会の議事録を市のホームページに掲載するとともに、検討委員会の傍聴をしていただくなど、広く市民の皆さんに公開しながら、活動してきました。

私たちが作成した素案の中には、市民・行政・議会の役割を明確にし、市民が市民の意志でまちづくりに参画できる権利を盛り込むとともに、市民と行政の協働のあり方などを検討する機関の設置を謳っております。

その考え方の原点は、公正・公平であり、情報がいつでも公開される市民自治の実現であり、条例制定にあたっては、それらの意見を十分反映するよう強く要望致します。

また、原案の作成につきましては、まず、市民が原理・原則や理念を理解し、活用できる条例であることが必要なことから、法律用語を避け、極力分りやすい表現であるとともに、地域の特色やまちの魅力を感じさせる活力ある文言にしていただきたいと思っております。

最後に、検討委員会からは、条例素案にこれまでの検討委員会における議事録を添付したうえで提言書として提出しますが、私たち検討委員会の委員は、この提言書の提出が出発点であると考えています。そのため、市長が基本条例原案を議会に提出する日まで、市民の責任として最後まで提言書の行く末を見守っていく考えでありますので、市長におかれましては、提言書の内容を十分ご考察のうえ、ぜひとも原案に取りいれるようお願い致します。

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