スケトウダラ刺網漁業に対するTAC(漁獲可能量)の見直しについて

公開日 2013年03月11日

(内容)
 道南太平洋海域のスケトウダラ刺網漁業のTAC(漁獲可能量)は、渡島、胆振、日高海域において漁獲可能量が定められているが、近年は豊漁により漁期を残し終漁している状況が続いている。
 胆振地方は、たらこ加工用が主目的のため、卵が熟成する年末から年明けが主要な漁期であるが、TAC枠が早期に達し、前浜産の成熟した良質なたらこ原料の確保が困難となり、漁業者の経営はもとより、水産加工業者や流通関係者においても雇用の打ち切りが発生するなど、地域経済に多大な影響を及ぼしている。
このため、平成23年度においては、道南太平洋海域の各地域との調整により、当地域は操業時期を1カ月繰り下げており、また、網の数を減らすなど、漁業者自ら自主規制を行っている。
このようなことから、資源調査を上回る来遊がある場合は、資源量の再評価・漁獲可能量の改定をTAC期中に速やかに行えるよう、現制度の見直しを要望する。

主な要望機関

北海道
農林水産省
水産庁
水産林務部漁業管理課

 

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