公開日 2018年06月11日
こども家庭グループこども相談室は、児童虐待の通報やご相談をお受けしています。
児童虐待とは
「児童虐待の防止等に関する法律」において、『児童虐待』は「保護者」がその監護する「児童」に対して行う次の行為としています。
身体的虐待
- 殴る、蹴る、叩く
- 投げ落とす
- 激しく揺さぶる
- やけどを負わせる、溺れさせる など
性的虐待
- 子どもへの性的行為
- 性的行為を見せる
- ポルノグラフィの被写体にする など
ネグレクト(保護の怠慢)
- 家に閉じ込める
- 食事を与えない
- 不潔にする
- 病気になっても病院に連れて行かない など
心理的虐待
- 言葉による脅し
- 無視、差別的扱い
- 子どもの前で家族に対して暴力をふるう(面前DV) など
虐待の予防・早期発見の視点が大切です
虐待につながる要因を有する家庭(ハイリスク家庭)を、「子育て援助家庭」と定義しています。
子育て援助家庭とは
- 親が精神疾患や障害を抱えている。
- 生活困窮している。
- 地域で孤立している。
- 子育てに不安がある。
これらの要因により、特に養育支援を必要と判断される家庭を指します。
このような、子育て援助家庭に対して関係機関が連携した中で、各種の援助を行い、その家庭の心配事を取り除いていくことが、虐待の予防・早期発見に繋がります。
気になるこどもがいたら「泣き声通告」
皆さんの身の回りに、「小さいこどもがひとりで外にいる」など、気になるこどもがいるとき。
または、「隣の家からこどもの泣き声や大人の怒鳴り声が聞こえる」など、気になる状況があるとき。
そんなときは、私たちが「泣き声通告」と呼んでいる連絡を、どんな些細なことでも構いませんので、お願いします。
※通報した人の情報が相手方に知られることはありません。また、間違いであっても、責任を問われることもありません。
このような家庭をみかけたこと、相談を受けたことはありませんか
- 子どもの激しく泣く声とともに、大人の激しく叱るような声が聞こえる。
- 親が子を蹴ったり叩いたりする様子が見られる、またはそのような状況と思われる音がする。
- 不自然な傷やアザ、打撲、火傷などがみられる。
- 外やベランダに閉め出されている。
- 車の中で子どもだけで過ごしている。
- 着ている服がとても汚いし、髪を洗っていないようだ。
児童虐待は、家の中で行われることが多く、周囲の人たちが気を付けていないと、発見されづらいものです。
児童虐待を防止・保護を必要とする児童を早期発見・早期対応するためには、地域の皆様一人ひとりが児童虐待に関する意識を高め、見守り役となることが大切です。
「何か、おかしい」そう感じたら、ためらわずに相談してください。
「児童虐待と地域での対応について」皆さんにお伝えします
こども相談室では、「児童虐待と地域での対応について」と題して、皆さんに直接説明を行う出前講座を実施しています。
町内会の会合や、各種団体での研修会等、皆さんが集まる場所にて、標題をテーマとした説明を行い、取り組みに対する皆さんのご協力をお願いしています。
皆さんの理解を深めていただくための一助として、この「出前講座」をお役立ていただければ幸いです。ぜひ、ご活用ください。
詳細は、こども相談室までお問合せください。
連絡先
連絡先機関 | 電話番号 |
---|---|
登別市こども家庭グループこども相談室 | 0143-85-6677 |
室蘭児童相談所 | 0143-44-4152 |
「子ども虐待防止対応マニュアル」をご活用ください
登別市では、関係機関による児童虐待の発生予防や発生時の迅速・的確な対応のために、「子ども虐待防止対応マニュアル」を作成しています。
本マニュアルは、児童福祉に携わる市の担当課及び関係機関が、実際に現場で対応を行う際の指針になるものとして活用を想定しているものですが、市民の皆さんにも、児童虐待防止に対し市や関係機関の動きをご理解いただき、ご協力いただきたいと考えていますので、ぜひ、ご活用ください。
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