脳卒中のサインに注意しましょう

公開日 2024年10月11日

脳卒中とは

脳卒中は、登別市の死亡原因では、がん、心臓病、老衰に次いで第4位、日本人の「介護が必要となった主な原因」では、認知症に次いで第2位となっている重大な健康問題です。
脳卒中には、脳梗塞(脳内血管の閉塞)、脳出血(脳内血管の破裂)、くも膜下出血(脳の周りの血管の破裂)があります。

簡単チェック「ACT FAST」

脳卒中の初期症状をいち早く確認できる方法として「ACT FAST」があります。直訳すると「急いで行動せよ」ですが、FASTは脳卒中が疑われる際にチェックすることの頭文字を組み合わせたものです。
一つでも異常があれば、緊急の受診が必要です。

〇Face(顔):口を「イ~ッ」と動かしてもらい、片側しか動かなければ異常です。

〇Arm(腕):手のひらを上にして両手を水平に上げてキープしてもらい、片腕だけが下がってくるときは異常です。

〇Speech(言葉):話をしてもらい、言葉が出ない、ろれつが回らない、言葉が理解できないときは異常です。

〇Time(急いで):脳梗塞の血の塊を溶かす治療は、発症から4~5時間がリミットです。

脳卒中を予防するために

脳卒中を予防する方法として次の内容があります。この予防法は、糖尿病や心臓病などの生活習慣病の予防にも役立ちます。
このほかにも、定期的に健診を受け、自分の健康状態を知ることが大切です。

〇高血圧を管理しましょう。
〇糖尿病を予防しましょう。
〇不整脈(心房細動)を見つけて治療しましょう。
〇たばこを止めましょう。
〇節酒しましょう。
〇LDLコレステロールを下げましょう。
〇塩分を控え野菜を多くとりましょう。
〇適度の運動を続けましょう。
〇健康的な体重を維持しましょう。
〇ストレスに気を配りましょう。

血管性認知障がいについて

高齢者の気分の変化が気になる、人格が変わった、認知症かもと感じることもあるかと思います。
脳卒中の中には、はっきりとした症状が無い「無症候性脳卒中」もあり、アルツハイマー型認知症の進行を早めると言われています。
気になる場合は、脳外科などの専門医療機関を受診してみましょう。

問い合わせ

保健福祉部 健康推進グループ
TEL:0143-85-0100
FAX:0143-85-0111
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