日本脳炎について

公開日 2024年02月01日

日本脳炎とは

 日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。

日本脳炎にかかった場合

 一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。

日本脳炎予防接種について

平成28年4月より、北海道でも日本脳炎の定期接種が始まりました

 北海道では、これまで40年以上日本脳炎の患者はなく、感染を媒介する蚊(コガタアカエイカ)も生息していないため、日本脳炎の定期予防接種を行っていませんでした。
 しかしながら、道民が日本脳炎の発生している道外や海外に行き来する機会は増えており、日本脳炎に感染する可能性が高まっているため、平成28年4月より、定期接種として行うことになりました。

日本脳炎ワクチンの効果

 感染予防には、ワクチン接種が有効です。ワクチン接種により、体の中に日本脳炎への抵抗力(免疫)ができ、日本脳炎のり患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。

予防接種の標準的な接種スケジュールについて

  • 日本脳炎の予防接種は、通常は3歳で2回、4歳で1回、9歳で1回の合計4回受けます。
  • 北海道ではこれまで定期の予防接種を行っていなかったことから、これ以外の年齢の方にも、接種が勧奨されます。
  • 日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、予防接種を差し控えていた時期があります。そのため、全国でも予防接種を受けられなかった方がいます。その方のための特例制度で20歳になるまでの間に予防接種が受けられます。

※接種を希望される場合は、実施医療機関に直接お申し込みください。

日本脳炎予防接種 実施医療機関一覧

医療機関名 住所 電話番号 未就学児 小学生 中学生 高校生以上

いしはら小児科

若山町3ー12ー34 0143ー81ー5631

 
いしまる神経内科 新生町1ー26ー20 0143ー82ー7070    

伊丹腎クリニック 若山町4ー43ー2 0143ー84ー4321    
いわた内科クリニック 桜木町3ー2ー15 0143ー85ー5522      
開田医院 中央町5ー4ー3 0143ー85ー2746    
恵愛病院 鷲別町2ー31ー1 0143ー82ー2200  
三愛病院 中登別町24ー12 0143ー83ー1111      
JCHO 登別病院 登別東町3ー10ー22 0143ー80ー1115

3歳~

 
若草ファミリークリニック 若草町4ー24ー1 0143ー86ー5180  

問い合わせ

保健福祉部 健康推進グループ
TEL:0143-85-0100
FAX:0143-85-0111
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