公開日 2024年08月01日
キツネ、ネコ、カラスなどの野生動物が「かわいいから」「動物に近づいてほしいから」といった理由だけでエサやりをしていませんか。
野生動物へエサやりをすることは、その動物や周りの環境にさまざまな影響を与えることになります。
むやみにエサやりをするのはやめましょう。
なぜエサやりをしてはいけないのですか
野生動物へむやみにエサやりをすると、次のようなことにつながる可能性があります。
- 野生動物が自分でエサをとることができなくなる
人からエサやりをされた野生動物は、人に近づけばエサがもらえることを学習し、自分でエサをとることができなくなる可能性があります。
また、野生動物が自然にはない食べものを食べることで、病気になってしまう場合があります。 - 生態系の変化
エサを与えられた動物が本来食べていた動植物が減らないことや、エサを与えられた動物だけが増えてしまい、生態系のバランスが乱れるおそれがあります。 - 農地や家庭の菜園やゴミ捨て場などが荒らされる
エサを与えられた動物や、エサに引き寄せられた別の動物が、農地や家庭菜園で作物を荒らすことや、ゴミ捨て場でゴミを荒らしたりすることがあります。 - 周りの方が住みづらくなる
エサやりをする場所に野生動物が集まり、フンや尿、鳴き声などにより周りの方が困っている場合があります。 - 感染症を広げてしまう
野生動物は、伝染病(鳥インフルエンザやエキノコックスなど)に感染していることがありますので、近づかないようにしましょう。
野生動物のため、人のために
人が近づかず、自然のまま優しく見守ることが、野生動物との正しいつきあい方です。
みなさまのご協力をお願いします。