公開日 2022年08月17日
1.火災発生状況
全ての住宅に対し、住宅用火災警報器が設置義務となった平成23年6月1日以降、登別市内において住宅火災(長屋含む)は44件発生しており、住宅用火災警報器が設置されている住宅よりも、設置されていない住宅で多く発生しています。
2.焼損の程度について
住宅用火災警報器の設置有無による焼損の程度を比較すると、設置済住宅の7割強がぼや火災であるのに対し、未設置住宅の半数以上が全焼火災となっています。
3.死者・負傷者の発生状況
火災による死者は、住宅用火災警報器設置済住宅では発生しておらず、負傷者は設置済住宅より未設置住宅で多く発生しています。
4.損害額について
損害額を比較してみると、住宅用火災警報器設置済住宅は火災1件当たり904.4千円に対し、未設置住宅は931.3千円となっており、未設置住宅の方が損害額が大きくなっています。
5.市民の皆さんへ
住宅用火災警報器は、全ての住宅に設置が義務付けられています。大切な家族や財産を守るため、設置されていないご家庭は早期に設置し、設置済のご家庭は適切な維持管理を行うようよろしくお願いします。また、設置から10年が経過した住宅用火災警報器は、機器ごと交換するようにしましょう。