北海道では、新型コロナウイルス感染症の再拡大の防止に向けて、まん延防止等重点措置が解除された３月２２日（火）から４月１７日（日）までの間、「年度末、年度始めにおける『再拡大防止対策』」として、基本的な感染症対策の徹底を改めて呼び掛けているところですが、胆振管内において、ここ１・２週間は、幼児や小・中学生の間、あるいは家庭内での感染拡大が顕著となっており、本日、北海道が公表した４月３日（日）から４月９日（土）までの本市の新規感染者数は100人と過去最多となっています。　
 

　年度始めのこの時期は、進学や就職、転勤などによる人の移動、学校や職場での新しい出会いなどがあり、これまで励行されてきた感染防止への取り組みの手が緩みやすい時期でもあります。

 

　そのような時期ではありますが、皆様におかれましては、今一度、感染拡大に対する強い危機感を持っていただき、感染の再拡大防止に向けて、「三つの密（密閉・密集・密接）の回避」、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手指消毒」、「換気」など基本的な感染症対策の確実な実施をお願いします。

 

　現在、市では、新型コロナワクチンの３回目接種に向けて、対象となる方に接種券一体型予診票を発送しているところです。初回接種（１・２回目接種）で受けたワクチンの種類に関わらず、可能な限り早い時機に受けることができるワクチンで接種を受けてくださいますようお願いします。

 

　新型コロナウイルスは、どんなに気をつけていても、誰もが感染する可能性があり、また、無症状のままである可能性もあります。自らの立場に置き換えて、陽性となられた方やそのご家族への誹謗中傷、根拠のないうわさの拡散などは控えていただくとともに、ワクチン接種を受けていないことを理由とした差別や偏見についても厳に慎しみ、思いやりのある行動をとっていただくよう重ねてお願いします。

 

　今後も、市内における感染拡大が進み、１週間の新規感染者数が百数十人を超えるような状態となった場合は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を待たず、市民の皆さん、各団体等の皆さんとともに、できうる限りの感染の再拡大防止措置について、その対応を考えてまいります。

令和４年４月１１日　　　　　

登別市長　小笠原　春一