公開日 2015年07月29日
道内では気温が上昇し、熱中症の疑いで搬送される事例が発生しています。
今後も高い気温が続くことが予想されていますので、熱中症に注意が必要です。
こまめに水分・塩分を補給する、適切な衣服の調整を行う、帽子や日傘により日光をさえぎる、エアコン等で適温を保つなど、熱中症予防に努めましょう。
熱中症とは
- 熱中症は、室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温上昇、めまい、だるさ、ひどい時は、けいれんや意識障害など、様々な症状を起こす病気です
- 家の中でじっとしていても、室温や湿度が高いために、熱中症になる場合がありますので注意が必要です
こんな症状があったら熱中症を疑いましょう
- めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
- 頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感
- 意識がない、けいれん、高い体温、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐに歩けない、走れない
熱中症になったときの処置
意識がある、呼びかけに対する反応が正常なとき
- 涼しい場所へ避難させる
- 身体を冷やす(特に脇の下や太ももの付け根など)
- 水分・塩分を補給する
※ただし、水を自力で飲めない、症状が改善しない場合は直ちに救急隊を要請しましょう。
意識がない、反応がおかしいとき
- 救急隊を要請する
- 涼しい場所へ避難させる
- 身体を冷やす(特に脇の下や太ももの付け根等)
- 医療機関に搬送する
熱中症の予防方法
熱中症の予防には、「水分補給」と暑さを避けること」が大切です。
水分補給
- こまめな水分・塩分の補給を心がけましょう
体調に合わせた対策
- こまめな体温測定
- 通気性の良い、吸湿・速乾の衣服着用
- 保冷剤、氷、冷たいタオル、シャワーなどによる体の冷却
熱中症になりにくい室内環境
- エアコンや扇風機を使った温度調整
外出の際
- 日傘や帽子の着用
- 日陰の利用、無理をせずこまめな休憩
- 通気性の良い、吸湿、速乾の衣服着用
特に注意が必要な方
- 熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です
- 高齢者は、暑さを感じにくく、汗をかきにくい特徴がありますので、のどが渇かなくても水分を補給しましょう
- 幼児は、汗腺などが未熟で熱の放散がうまくできず、照り返しにより高い温度にさらされます
- 保護者の方は、子どもを十分観察し、遊びの際の水分補給や服装、日ごろの体調管理に気をつけましょう
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード